県大会を終えて数日経ちまして、もう一度冷静に試合の動画を振り返ると、いろんな改善点が見えているます。
今回は全空連の正式ルールのため、試合時間がいつもの倍、得点も８点差がつくまで続行するルールでした。
私は出場選手の中で体力に特に不安がありました。出来る限り体力を消耗しないために、①無駄な動きをせずカウンターを狙うこと②筋肉の疲労を極力抑えるように腰の高い楽な体勢で構えることを意識していました。
しかし、相手が圧倒的にスピードも体力も上回っていたため、特に②が大きなリスクとなっていました。具体的には、腰の高い楽な体勢をしていたことで、相手の前への推進力を抑える事が全く出来ず、タイミングが合わせられていても、技が潰されていました。
改めて見ると本当にいろんな改善点が見えてきます。一方で、この年齢と向き合いながら現役選手に少しでも近づくために、何が必要なのか考えました。そして、１つの仮説を立てました。
それは、低い体勢で構えても疲れない程度の、下半身の筋力をつけることです。
この仮説に至った理由ですが、YouTubeなどのSNSを見ると、私より遥かに年長にも関わらず、若い世代にも負けない程の強靭な肉体を手に入れている人達がいます。一方で、俊敏性や体力を競うジャンルで年長者が若い世代を超えるのは極めて稀であることもわかります。
つまり、私にまだチャンスがあるとすれば、下半身の筋力強化により安定した構えで戦い、体力の消耗を抑えたカウンター戦略に特化することなのではないかということです。
やってみて、違ったら、その時はその時。
またやり直せば良いと思っています。
ただ、やらずに負け続けるのだけはやめよう、そう思っています。
空手は本当に私を成長させてくれます。
