こんにちは、空手パパです。
子供の成長を共有したいという目的で、一緒に空手道場に通っている 30代の父親です。
親子で一緒に練習する事で、子供の苦労を身をもって共有できるので、より親身になってアドバイス出来るメリットがあると考えています。
今回は、組手の試合で使用頻度の高い技『中段蹴り』について、私が実践している蹴り方やコツについて解説していきたいと思います。お子様の自宅トレーニングに役立てていただければ幸いです。
組手で特に大事なことはなんでしょうか?
それは、相手より速く技を届かせることです。
特に中段蹴りは、ヒットすれば技あり(2P)ゲット出来る強力な技ですが、後ろ足で蹴るという特徴からわかるように、隙が出来やすく距離も遠いため、なかなか極まりにくい技です。
そのため、試合で使える中段蹴りを蹴るためには、余分な動きをなくしてスピーディにしていくことが中段蹴り上達の鍵となります。
空手の基本で習う蹴りは、まず最初に膝を抱え込んで、そのあとに伸ばすという二挙動で行います。前蹴りの場合はこの方が速く効率が良いです。また、形においては、この蹴り方が正しい蹴り方となります。
しかし、組手で使う中段蹴りは、主に回し蹴りであり、蹴る足も後ろ足となります。そのため、基本に忠実な蹴り方で蹴ってしまうと、膝を抱え込んで伸ばす二挙動に加えて、腰を回転させる動作も必要なため、どうしてもスピードが遅くなります。
それでは、次のように無駄な動きを排除して、スピードアップさせましょう。
まず一つ目は、膝の抱え込みです。
動き出しはサッカーのキックのように下から掬い上げるように蹴ります。理想は、鞭がしなるようなイメージとなります。
二つ目は、腰の回転です。
腰の回転を全くしないわけではないのですが、腰からの上の状態の捻りは最小限に留めます。足の甲でヒットさせようとすると、腰の捻りが必要になりますので、足の甲からインサイドの部分でヒットさせます。そうすることで、捻る動作が最小限に減らせるだけでなく、上体がブレないため、相手を観察しやすく、その後の動作に繋げやすいメリットもあります。
これらをイラストでまとめると、下の図のようになります。
全日本代表クラスの選手で、この中段蹴りが特に上手なのは、東京の香川選手、熊本の飯村選手です。非常にパワーロスの少ないスピーディーな中段蹴りを蹴られます。youtubeで関連動画が見られますので、是非チェックしてみてください。
関連動画① 香川選手(赤)
(特に試合終盤残り10秒の中段蹴りは見物です)
AJKS2015 MALE KUMITE FINAL 男子組手決勝戦 香川幸允VS渡邊大輔 HIDEYOSHI KAGAWA VS DAISUKE WATANABE
関連動画② 飯村選手(青)
(0:35に衝撃の中段蹴りが炸裂します)
TOP 5 - 中段蹴り(全日本大会)Chudan Keri of the 46th Japan Cup
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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