あっという間に1月が終わりました。
この勢いで早く冬が終わってほしいなと願うばかりです。
今日2月2日は毎年のように雪が降るので、印象深い日でもあります。中でも、今から10年以上前の2月2日は忘れられない思い出があります。
当時高校生で山中にあるど田舎の高校にバス通学をしていました。その日は、珍しく膝の高さぐらいまで雪が降り積もり、バスもタイヤにチェーンを巻いてやっと走れるような状況でした。
通常片道30分で到着する道のりなのですが、あいにくの大雪で道路は大渋滞。高校の最寄りまであと1km程のところで、完全に停車して動かなくなりました。
最初は、今日の1限がなくなってラッキーぐらいに軽く考えていたのですが、乗車して1時間30分程過ぎて、車内の暖房が効かなくなり体が冷えてきました。その影響か、トイレに行きたくなったのですが、バスが完全に止まっているため、動き出すのをありません。
しかし、乗車して2時間が過ぎた頃、ついに限界を迎えます。周りには同じ高校に通う人たち、こんなところで漏らしたら一生の笑い者です。それだけは何としても避けたい。知恵を振り絞り出した答えは、途中下車でした。
運転手さんに、降ろして欲しいと告げたところ、こんなところで降りたら遭難するよと静止されましたが、関係ありません。静止を振り切って雪が30センチ以上降り積もる道路上に降り立ったのです。
しかし、それで終わりではありません。こんなところで用を足してはバスに乗る高校生から丸見えです。しかも、前後には渋滞の車で徒列が出来ており、前にも後ろにも行けません。そこで私は、道路脇の山中に雪をかき分けて入ることにしました。
そして、ついに人目のつかない所まで到達し、目的を果たすことが出来ました。これほど安堵感を感じたことはありません。
さて、この後どうするか。道路に戻ればさっき乗っていたバスが止まっています。しかし、どんな顔して戻れば良いんでしょうか。全身雪まみれの高校生が乗ってきたら、白い目で見られるでしょう。それは出来ない。
というわけで、高校までの残り1kmほどの道のりを徒歩で向かうことにしました。高校の先生に助けを求めることも考えましたが、お約束の圏外ということで、自分でなんとかするしかありません。雪道を只ひたすら歩きます。
そしてついに、目的地である高校に到着しました。全てのプレッシャーから開放され、涙が出そうになりました。しかし、様子がおかしい。友達も他の生徒もいないじゃありませんか。嫌な予感がしました。
すると、先生が現れて告げられたのです。
今日は休校だ、と。
これ以来、私は2月2日を迎える度に、当時のことを思い出すのです。
今年は雨でしたね☂️
今日は無事に職場に着きました😊