「子供がゲームやり過ぎる問題」
多くのご家庭で苦労されている問題ではないでしょうか?
今日はそんな問題に逆転の発想を取り入れて、解決した方法を紹介します。
我が家では、時間制で管理する対策を採るも、失敗、、。
ゲームをやりたい願望を無理やり抑えて、勉強などのやる気が起こらないものに向けさせても、どうしても身が入らないものですよね。
であれば、『好きなだけゲームをさせて、気が済んだら勉強に向かわせるのはどうだろう?』ということを思いつきました。そして、この仮説が当てはまるか検証してみることにしました。
でも、どうせやらせるなら、ゲームの中で子供自身が成長するものでなければ意味がありません。
そこで、思いついたのが、RPG(ロールプレイングゲーム)です。
RPGをやってもらい、作戦を練る力や難敵を自力で試行錯誤してクリアする達成感を学ばせようという試みにチャレンジしていました。
そして、今回選んだソフトがこちら
「ドラゴンクエスト11S」
皆さんは、ドラゴンクエストシリーズをプレイされたことはありますか?ファミリーコンピュータ時代からの人気作で、未だに続編が制作されるロングセラーですね。
【簡単にドラクエについてご紹介】
このドラクエのすばらしいところは大きく分けて3点。ゲーム性、作画、音楽です。
ゲーム性は、RPGならではの謎解き要素、呪文・特技・武器・防具を駆使した戦闘バリュエーション、スキル・職業システムなど自由度の高い登場人物の成長方、涙あり笑いありのストーリー性、、、。
作画は、ドラゴンボールでお馴染みの鳥山明さんが、全てのシリーズで担当されていることもあり、かわいらしい愛嬌のあるキャラクター達、中世のような風景、街並み、世界観、、、。
音楽は、すぎやまこういちさんが作曲を担当され、壮大なシーン、感動的なシーン、絶望的なシーンなど様々なシーンをオーケストラの演奏で、ストーリーをさらに引き立てます。
さて、そんなドラクエシリーズも今作で 11作目。
最新作にして、最高傑作と評される今作。
小学2年生には、少し早いと思いながらも、ポケットモンスターソードを3週間でクリアしたゲーマー魂に賭けて、プレイさせてみました。
スタートして一週間
ドラクエの難しさに苦戦している様子😅
それもそのはず。大人でさえ謎が解けなくて悩むことがあるのがドラクエですから、小学2年生に難しいのは当たり前ですよね。
でも、一切ヒントは与えません。ここを自力で乗り越える難しさを知ってこそ、ドラクエをやる意味があります。
ここでの親の関わり方はとても大切です。子供に対して本心ではないとしても、謎を自分で解けたら「よくわかったな!すごい」 であったり、自力にレベル上げをして強敵を倒したら、「地道に頑張ったな!」というように、承認の気持ちを伝えてあげましょう。
ここでしっかり承認してあげることで、満足感が満たされその後の勉強への移行がスムーズになります。なので、興味がなくても、関わってあげましょう。
そして、2ケ月後が経ち、、、。
レベル99(最大)
ちなみに、途中から私も参加。2人でドはまりし、計約200時間もプレイ
小学2年生が自力でドラクエを全クリしてしまいました。
好きなことはとことんやれてしまうのが子供のすごいところですよね。
しかし、こんなに時間を費やしてまで、やる意味が本当に良かったのでしょうか?
ドラクエを100時間もやって、何か得られたものはあったのでしょうか?
その答えは、「子供が賢くなった」でした。
でも、どうしてドラクエを100時間やることが、賢くなることにつながるのでしょうか?
その答えは、RPGの至る所で存在する謎解き要素が、子供の問題解決能力を育てるからです。
最初は、ボスと対峙した時、何も知らないので、簡単に負けてしまいます。すると、「なぜ自分は負けてしまったのか?」と考えます。そして、自分の武器が弱いことに気付き、武器の強化を思いつき、強い武器を持ってボスに挑みます。しかし、それでもまた負けます。今度は、強い攻撃も出しどころを間違えるとダメージを与えられないことを知らなかったからです。そうすると、今度は相手の行動パターンを研究するようになります。そうした試行錯誤の結果、ボスに勝利することが出来ました。
次のダンジョンでは、もっと強いボスが現れます。しかし、同じだけ闘いの知恵を学んでいるので、新しい作戦を自分で考え、挑戦し、失敗し、最後には勝利するようになります。
最後のダンジョンでは、戦術のプランニングを予め立ててから、ボスに挑むようになっていました。どんどん、戦いの進め方が上手になっていったのでした。
これまで、「自力」を大切にして下さいと言ったのは、このように問題解決能力を身に付けるうえで、自分で考えるというのが必須の条件だったからです。
別の見方をすれば、次のような能力が育っていることもわかります。
さらにプロセスを紐解いてみましょう。
まずは、問題(敵・謎)に対して計画を立てて実行。そして、それが正しかったか(敵を倒せるか・謎が解けるか)チェックをして、それを自分のものにして(レベルが上がり登場人物が強くなって)次に活かす。あるいは、さらに改善して(レベル上げをして)もう一度挑戦する。
あれ?って思いませんでしたか?
もう気付いた方もいらっしゃるでしょう。子供が無意識にPDCAを回しているんです。しかも、ドラクエという膨大なダンジョンの中で、何度も何度もトライ&エラーを繰り返して習慣化しているのです。
PDCAが習慣化してしまえば、その脳の使い方は、ゲームだけに留まらず、勉強にも役立ちます。
例えば、数学では、小問で解いた答えを次に来る難問を解く材料として使って解いて行ったり、解けない問題に対して、「なぜ?」「なぜ?」と原因追及をして解決する時に使っている概念は、PDCAだからです。
とは言っても、こんなにゲームをやりまくったら、余計に勉強から遠ざかりませんか?
その答えは、「子供の満足度次第」です。
残念ながら、ゲームをただやらせるだけでは勉強に気持ちが向くとは限りません。子供が満足するかどうかが大切です。
しかし、ゲームを満足いくまでやり切れると、「じゃあ勉強するか!」と親が言っても、すんなりゲームをやめて勉強に向かうようになります。満足度は、プレイ時間だけに依存するわけではありません。
ではどうすれば子供の満足度が満たされるのでしょうか?
重要なのは、親の関わり方です。子供がプレイしている際に、無関心と威圧は絶対にNGです。もちろん四六時中見るのなんて大変ですし、断片的でも良いので、子供の頑張りを具体的に誉めてあげて下さい。そうすることで、承認欲求と満足感が満たされます。自分を承認してくれる親の言うことを素直に聞くようになるので、勉強に誘導するのが容易になります。
さらにもう一押し。
いざ子供が勉強をやり始めて、難しい問題に出くわした時に、親に解き方を訊いてくることがありますよね。
その時、親が普通に解説しても、興味がないためか、あまり聞き入れてくれない時がありますよね。そこで、例え話にドラクエの話を盛りこむ等の一工夫すると、スムーズに理解が進むうえに、勉強にRPGのような親近感を持つきっかけになるので、さらに効果的です。
以上が我が家で、ゲームやりすぎ問題を克服した解決策です。
これらの解決策が全てのご家庭にヒットするとは限らないですが、子供がゲームをやり過ぎてどうにもならないというご家庭に、是非一度おススメしたい方法です。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました😄
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