土曜日は毎週恒例の空手の稽古日で、息子と一緒に汗を流しました。
最近息子の空手のモチベーションが下降傾向で、親としては悩ましいところでした。
今日は、稽古場は向かう車の中で、こんな趣旨の話をしました。
【時間の過ごし方について】
・人間はいつか死ぬ。時間という名の命を削って生きてる。
・だらだら過ごしても、一生懸命何かに打ち込んでも、時間の流れは平等
・過ごした時間の密度が、その人を成長させて、魅力的な人間になる。
・どうせキツイ稽古やるなら、本気で集中して成長してみないか
・体育館に入った瞬間から、稽古が終わる瞬間まで、立ち振る舞いや練習の取り組み方など全てのことに、「勝つためにどうするか」という視点で取り組んでみよう。
これが響いてくれたようで、今日は人が変わったように、積極的に稽古に取り組んでいました。側から見ていても、自分なりに考えながら取り組んでいるなというのが、よくわかりました。
稽古の最後に、組手の練習試合があったのですが、結果は負けてしまいました。しかし、内容は決して悪くはなかったです。というのも、明らかに技術が上の相手に対して、真っ向勝負を徹底していましたからです。ここ最近は、相手にやられてから、反撃するような消極的な試合ばかりだったので、まるで人が変わったような感じでした。
練習試合後、疲れた表情でぐったりしてダルそうにしてることが多いのですが、今日は戻ってくるなり、悔しさのあまりワンワン泣き出したのです。
これには衝撃を受けました。
よほど悔しかったのでしょう。
言い換えれば、勝利への強い執念を持って取り組んだ証であります。
息子が今日どれだけ密度の濃い時間を過ごしたのだろうかと想像すると、私もグッと来るものがありました。
この気持ちを毎日忘れなければ、きっと未来は明るい。頑張れ。