「人に気持ちを伝えたり、思うように動いてもらうのは難しい」
こういった悩みを感じたことはありませんか。特に、職責上人の上に立ち部下を率いたり、スポーツなどの指導をされる方に多い悩みかもしれません。そんな方に今回の記事はおすすめです。
同じことを伝えてもある人には伝わり、もう一方には伝わらないという裏側には、深層心理のベクトルがそもそも違う場合があります。これを理解して伝え方を工夫すると改善するケースがあります。是非一度お試しください。
※この記事では、私の持論ですので、他の様々な考え方や理論を否定するものではありません。
今回のテーマ: リスクを伝えるべき人・ベネフィットを伝えるべき人を知ろう
突然ですが質問です。
外食のため車を運転していると、通りがかりに口コミも何もわからないが、良さそうなお店が見えてきました。しかし、道の先には行きつけの確実に美味しい料理が出るお店があります。さて、どちら店を選びますか?
① 行きつけの確実に美味しい料理が食べられるお店
② 口コミも何もわからない通りがかりのお店
この質問で①を選ぶ人は、ネガティブ発進、②を選ぶ人はポジティブ発進の心理が強いといえます。
つまり、不確実な選択肢を前にしたとき、失敗したときのリスクを考えるのか、成功したときのベネフィットを考えるかという心理のの違いが現れます。
これを理解すると、人に何か伝えたいとき、モチベーションを上げてもらいたいときの伝え方を工夫することが出来ます。
・例えば、相手に仕事のモチベーションを上げさせたいケース。
ポジティブ発進の人には、「ここで結果を出したら、昇進は間違いなしだよ」というように、成功した時のベネフィットを伝えるとモチベーションが上がります。
ネガティブ発進の人には、「ここで結果が出せないと、後輩の○○君が昇進しちゃうかもね」と失敗したときのリスクを伝えると尻に火が点いてモチベーションが上がります。
このように、モチベーションを上げたいという同じ意図でも、深層心理に合わせた言葉を掛けることで、全く正反対の発想にもかかわらず、モチベーションを上げるという目的を達成することが出来ます。人の考え方は千差万別ですが、この根本にある心理を理解すると、伝え方を工夫することが出来ますよね。
そのためにも、まずは相手の深層心理の方向性を理解することから始めると良いでしょう。
是非一度お試し下さい😄