今回のテーマ『中段突きカウンター』
今日も元気にお家トレーニングを親子で取り組みました。
最近、息子とのお家トレーニングが続いてますが、マンネリ化しないように、いつも何かテーマを決めるようにしています。
ということで今日は中段カウンターに取り組んでみました。
中段カウンターは相手の先の上段突き(刻み突き等)に対して、前足を一歩出して相手の懐に潜り込み、上段突きをかわして、中段逆突きを打つテクニックのことをいいます。この技、試合では非常に有効で、多くの選手が取り入れています。東京オリンピック日本代表選手の植草歩選手が、この技を得意とすることでも有名です。
中段カウンターの動画はこちら↓
TOP 5 - 中段逆突き①(全日本大会)Chudan Gyaku Tsuki Vol.1 of the 46th Japan Cup
3段階の練習
前提として、攻め手と守り手(元立ち)の2人で練習を行います。ですので、私が元立ちとなり息子の中段突きを受けます。
第一段階
元立ちは立ったまま動きません。攻め手は自分のタイミングで中段突きを打ちます。まずは、中段突きの体重移動とフォームをしっかりと確認しながら打ちます。この時、上段突きをよけることを意識するあまり、足が外に開き過ぎたり、腰を落としすぎて、後ろ足の膝が地面に着くのは良くありません。ここで大事なのは、中段突きが前に遠く届かせることですので、推進力が前に伝わるように、しっかり指導することが大切です。
第二段階
元立ちがアクションを起こします。アクションは何でもOKです。拍手や掛け声や体の動き等、やり方は自由です。攻め手は、元立ちのアクションに反応して、中段突きを打ちます。ここで大切なのは、動き出しの速さです。アクションが起きるということは、実際の試合でいうと上段突きが飛んでくる危険な状態です。すぐに攻撃を繰り出さないと、カウンターを打つ前にやられてしまいます。動き出しに余分な動きや、無駄がないかチェックすることが大切です。
第三段階
実践に近づけていきます。元立ちは、攻めての構えに合わせて、左右のどちらかの足を前に出し、出した足と同じ方の手を前に出した形(前屈立ち)に構えます。慣れている親御さんは、少し上下にバウンス出来ると良いです。そして、元立ちのタイミングで前の手(前拳)で攻めての顔面を狙って刻み突きを打ちます。
攻め手は、上段突きを顔面にもらわないように、懐に潜り込んで中段カウンターを打ち込みます。最初のうちは、元立ちの上段突きが動き出してから、カウンターを打っても大丈夫です。
慣れてきたら、元立ちの目の動き、肩の動き、力み、寄せ足、癖等から上段突きのタイミングを先読みする練習をします。理想としては、元立ちの動きを読んでカウンターを始動させ、上段突きが極まるタイミングには、中段カウンターが届いている(抜いている)レベルまで持っていくことを目指します。
本来であれば、道場で同世代の子たちとこういった練習が出来ればベストですが、親子タッグで成長を後押ししていければ良いですね。
外出自粛で、お子さんの空手の指導を家でされている親御さんの参考になれば幸いです😄
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。