30代空手パパ MAGMEの子育て日記

30代空手パパMAGMEです。二児の父親で空手大会に一緒に挑戦しております。 このブログでは子供との大会挑戦やトレーニングについての記事を掲載しております。youtubeに試合動画をアップしております。下記URLからこれらも合わせてご覧いただけますと幸いです。https://www.youtube.com/@-magme-2375

【日記】親子で空手の大会出場へ

明日は約1年ぶりに親子で大会に出場します。

 

この1年コロナの影響で、試合の機会を得られず、もどかしい思いをしましたが、厳重な感染対策の下、実現することとなりました。まずは大会関係者の皆様に感謝の気持ちで一杯です‼もちろん、様々な制約は付きますが、出場者全員で協力したいものですね。

 

さて、この1年親子で地道にトレーニングをやってきました。

特に息子は、朝はランと形練習、夜は組手の打ち込みメニューを毎日頑張ってきたこともあり、1年前よりはレベルアップしてきました。明日はその成果が出ると良いですが、さあどうなることでしょうか。

 

次に、父親の私も仕事の都合がつく限りは息子とトレーニングを共にしてきました。息子に恥ずかしい姿は見せたくないので、一生懸命闘う姿を見せれればと思います‼勝つことが出来れば御の字でしょう!

 

では、また明日に!

【コラム】発想の転換を習慣化して毎日をポジティブに(モチベーションアップ、コーチング、思考法)

人はミスをする生き物です。

場面は仕事、学校、家庭など、それぞれが置かれている環境により様々ですが、少なからず人はミスをしてしまうものです。

そして、ミスをすると、仕事でいえば上司から、学校でいえば先生や先輩から叱責を受けることが多々あるかと思います。仮に叱責を受けなくても自分で自分を責めて落ち込んでしまうこともあります。

いずれにしても、ミスからはネガティブの感情が生まれやすい状況が多いものです。

そして、ネガティブな感情は、モチベーションを阻害し、生活の生産性を下げる最も厄介な感情であり、人の幸福感を奪う一番の原因といって良いでしょう。つまり、ネガティブな感情との向き合い方は永遠のテーマといえるでしょう。

 

私は、こういう状況に出くわした時は、「発想の転換によりネガティブな感情をポジティブに変換する方法」を活用して、短い時間でポジティブな感情に戻るように意識しています。ポジティブな感情に速く切り替えることで、ミス自体を資産と置き換えることができ、モチベーションを高く保てるため、生産性を維持することが出来ます。

というわけで、今日は、例を挙げながらその方法を紹介したいと思います。

 

【ケース:仕事で上司に叱責を受ける】

事例:Aさんは、仕事で任されたプレゼン資料を完成させて、上司に提出したところ、上司Bからは、「なんだ、この見にくい資料は?レイアウトや文言を工夫しろよ」と切り捨てられました。

 

この状況で皆さんはどんな感情を抱きましたか?

 

《ここで想定される感情》

・一生懸命資料を作ったのに、なんでそんな言われ方をしなければならないのか?

・レイアウトも文言も完璧だった、これ以上何をやれというんだ。

・上司Bの信頼を失ってしまった。

・やっぱり自分は仕事が出来ない人間なんだ。

・この会社で働く意味はあるのかな。

他にも様々な受け止め方があるかと思いますが、上記のような感情が想定されるでしょうか。さて、これに対する発想の転換を見てみましょう。

 

《これに対する発想の転換

・一生懸命資料を作ったのに、なんでそんな言われ方をしなければならないのか?

 ⇒上司Bがどう言おうと、一生懸命やったという事実は変わらない。

・レイアウトも文言も完璧だった、これ以上何をやれというんだ。

 ⇒これ以降に作る資料では、レイアウトと文言を工夫するから、間違いなく良い資料が作れる。これはツイてる、最高。

・上司Bの信頼を失ってしまった。

 ⇒上司Bはコーチングを理解していない可哀そうな人だから、気にしないで良い。

・やっぱり自分は仕事が出来ない人間なんだ。

 ⇒今日の出来事で間違いなく成長した。昨日の自分よりレベルアップした。

・この会社で働く意味はあるのかな。

 ⇒この会社を飛び出せる実力をつけて飛び出せば良い。

 

【まとめ】

ポイントはネガティブな感情が襲ってきたときに、すぐに脳内で発想を変換することです。早ければ早いほど還元効果が高いです。仮にそれが客観的に見れば「甘い」と指摘される発想の転換でも全く構いません。大事なのは、脳内をポジティブに洗脳させることで、その後の生活の生産性を高めることなのです。習慣化するまでは、繰り返し試してみることになりますが、習慣化すれば、ネガティブな感情を排除する上で、これ以上ないくらいの武器になるはずです。自分自身で実践するも良し。コーチングの一環で後輩や部下に伝えるのも良し。是非皆さんの状況に合わせて活用してみて下さい。

 

 

【日記】試合観戦~安定して空手の試合で勝つために~

今日は数ヵ月ぶりに空手の大会が開催され、息子が参加するということで、引率を行いました。

大会まで毎日欠かさず自主練をやってきたのを間近で見ていたので、今回はもしかしたらベスト8位はいけるんじゃないかと期待しておりました。

 

しかし、現実は甘くなく形も組手も1回戦であっけなく負けてしまいました。非常にガックリでした。試合内容は次の通りでした。

 

形:撃砕第一  ⇒   判定1-4負け

組手:0-1  ⇒  負け

 

形は明らかに格上の相手でしたが、その割りには旗が一本上がり善戦しました。敗けはしましたが、少しずつレベルは上がっているようです。細かい部分の粗が多いので、次のレベルに行くにはそういうところをブラッシュアップしていく必要があります。

組手は、息子と同等レベルの相手で、勝てない試合ではありませんでした。しかし、試合開始から間合いが近過ぎて、突きが潰れているにも関わらず、近距離に相性が悪いワンツーや逆逆ばかり打ってしまっていました。

毎日練習した刻み突きを1つでも出せば決まるのに!!と、もどかしい気持ちで一杯でした。

 

と、こんな感じの1日でした。

安定して勝つには、形では粗をなくこと、組手では決め手になる一撃をいつでも出せるように練度を高めることだと思います。

 

また1から出直しですね‼頑張ります!

【コラム】人の深層心理を知ると伝え方が変わる~【ポジティブ発進、ネガティブ発進】~

「人に気持ちを伝えたり、思うように動いてもらうのは難しい」

こういった悩みを感じたことはありませんか。特に、職責上人の上に立ち部下を率いたり、スポーツなどの指導をされる方に多い悩みかもしれません。そんな方に今回の記事はおすすめです。

同じことを伝えてもある人には伝わり、もう一方には伝わらないという裏側には、深層心理のベクトルがそもそも違う場合があります。これを理解して伝え方を工夫すると改善するケースがあります。是非一度お試しください。

※この記事では、私の持論ですので、他の様々な考え方や理論を否定するものではありません。

 

今回のテーマ: リスクを伝えるべき人・ベネフィットを伝えるべき人を知ろう

 

突然ですが質問です。

外食のため車を運転していると、通りがかりに口コミも何もわからないが、良さそうなお店が見えてきました。しかし、道の先には行きつけの確実に美味しい料理が出るお店があります。さて、どちら店を選びますか?

 ① 行きつけの確実に美味しい料理が食べられるお店

 ② 口コミも何もわからない通りがかりのお店

 

この質問で①を選ぶ人は、ネガティブ発進、②を選ぶ人はポジティブ発進の心理が強いといえます。

つまり、不確実な選択肢を前にしたとき、失敗したときのリスクを考えるのか、成功したときのベネフィットを考えるかという心理のの違いが現れます。

 

これを理解すると、人に何か伝えたいとき、モチベーションを上げてもらいたいときの伝え方を工夫することが出来ます。

 

・例えば、相手に仕事のモチベーションを上げさせたいケース。

ポジティブ発進の人には、「ここで結果を出したら、昇進は間違いなしだよ」というように、成功した時のベネフィットを伝えるとモチベーションが上がります。

ネガティブ発進の人には、「ここで結果が出せないと、後輩の○○君が昇進しちゃうかもね」と失敗したときのリスクを伝えると尻に火が点いてモチベーションが上がります。

 

このように、モチベーションを上げたいという同じ意図でも、深層心理に合わせた言葉を掛けることで、全く正反対の発想にもかかわらず、モチベーションを上げるという目的を達成することが出来ます。人の考え方は千差万別ですが、この根本にある心理を理解すると、伝え方を工夫することが出来ますよね。

 

そのためにも、まずは相手の深層心理の方向性を理解することから始めると良いでしょう。

 

是非一度お試し下さい😄

子供に空手を習わせる5つのメリット(小学生,女子,習い事,空手,おすすめ,メリット)

 f:id:mazmeblog:20201007180314j:plain

f:id:mazmeblog:20201007181322j:plain

その前に、、、

すでに空手を習うと決めて道場をお探しの方へ。道場選びのポイントはこちら☟

mazmeblog.hatenablog.com

 

f:id:mazmeblog:20201007181132j:plain

① 礼儀作法・自己管理

 空手は「礼に始まり礼に終わる」という言葉にあるように、道場では最初に礼儀作法を徹底して教わります。道場に入室する時、先生に顔を合わせた時、組手や形の試合で相手と顔を合わせた時、練習が終わる時、などなど、あらゆる場面で「こんにちは」「お願いします」「ありがとうございました」と挨拶をする習慣が身に付きます。いろんな習い事の中で、これほど礼儀作法をしっかりと学べるのは、空手ならではの良さといえるでしょう。また、靴を並べたり、道場を掃除したり、空手用具を整列したりするなどの自己管理能力も身に付くことも魅力です。

 

② 強いメンタルと自信がつく

 スポーツ全般にいえることですが、練習は厳しいものです。中でも空手の稽古は、メンタル面が強くなる要素がたくさんあります。例えば、腰を落とした状態で行う基本練習の鍛錬錬もあれば、組手のようなハードなものまで幅広い要素が含まれており、どれも楽なものはありません。しかし、厳しい稽古を耐えるた先には強靭なメンタルと自信がつきます。その先の人生では、人間関係や受験勉強など様々な困難に直面すると思いますが、そういった困難に打ち克つ原動力は、空手の経験によって培うことが出来ます。 

 

③ 様々なジャンルの運動能力が高まる

 空手の魅力として、様々なジャンルの運動能力が高まるという点が挙げられます。これには、空手には大きく分けて形・組手と2つに分類されますが、それぞれ使う筋力や運動性質が全く異なります。

形は、腰を落として行う動作や立ち方が非常に多いため、足腰の筋力が強化されます。また軸を保つ力を求められるので、上級者になると、腹筋や体幹が強くなります。また、四股立ちなど、股関節を広げる動作が多いため、柔軟性が高まります。

組手は、素早い動きを求められるため、瞬発力や足のバネが強化されます。また、試合中は中距離走を走るような負荷が肺にかかりますので、体力がつきます。さらに、上段蹴りなど足を高く上げる動作を繰り返すことで股関節の柔軟性が高まります。

このように、空手では、筋力・瞬発力・体幹・体力・柔軟性など様々なジャンルの運動能力が高まる魅力があります。

 

④ 就職や大学進学に圧倒的に有利

以前に比べて学閥は減ったと言われる世の中ですが、自営業以外で生計を立てるには、会社に属することになります。そうなると付き物なのは面接ですよね。人が人を選ぶ作業ですから、印象が大切です。例えば、大学の空手部の主将をやっていたと聞けば、面接官は「ストレス耐性がありそうだし、組織の中でもリーダーシップを発揮してくれそうだな」という好印象を持たれやすくなり、圧倒的に有利になります。

同じことは大学進学にもいえます。私立大学にはスポーツ推薦枠が一定数設けられており、スカウトの目に止まれば、大学受験なしで有名大学にも進学することが可能です。さらに野球やサッカーほど競技人口が多くなく、各大会には個人戦もあるため、努力した分だけ結果に表れます。強い選手になれば、高校自体の強さに左右されずに、自ずと周囲からの注目を浴びることが出来ます。これも空手ならではの魅力といえるでしょう。

 

⑤ 女子の競技比率が高い

とても意外かもしれませんが、実は空手の女子の競技比率がとても高いのです。小学生の空手の大会では、男子:女子の比率は2:1ぐらいあります。野球やサッカーと比較してもらえれば、この比率がいかに高いかわかっていただけれると思います。対人競技である組手はちょっと、、、。という方には、形をやるという道があります。形は体幹が鍛えられ、背筋が伸び凛とした姿になります。また、世界で活躍する女子の空手選手はとても綺麗な方が多いです。東京オリンピック金メダル候補の清水希容選手のyoutubeの動画のURLを貼りますので、良かったら参考にしてみて下さい。


【空手】強く美しい清水 希容の形|Amazing Kata Kiyou Shimizu【Karate】

 

いかがだったでしょうか?

空手ならではの魅力を感じていただけたでしょうか。お子様の習いごとを決める参考にならば幸いです。空手の道場をお探しになる場合は、次の記事もチェックしてみて下さい。最後までご覧いただきありがとうございました。

mazmeblog.hatenablog.com

【必見】空手のリュック・バッグ選び方のポイントをフローチャートで徹底解説(小学生・空手・上達・練習方法・リュック・バッグ・道具)

f:id:mazmeblog:20200919214640j:plain
「空手の持ち物って多い」

多くの方が感じることかと思います。そうなると、登場するのがリュックサックやバッグですが、どんなものを選べば良いかわかりませんよね。

小さすぎて道具が入らず、バッグが2個持ちになってしまったり、高い値段を払ったのに大きすぎてスカスカ、、、ってならないか心配ですよね。

そこで今回は、使用目的に分けてバッグに必要とされる大きさ・機能など、選ぶ際のポイントを徹底解説します。では早速見ていきましょう!

f:id:mazmeblog:20200919084144j:plain

次のフローチャートで当てはまるものを選んで下さい。

f:id:mazmeblog:20200919094516j:plain

①完全フル装備型(40~65L)

【リュックに収納するもの】

f:id:mazmeblog:20200919100341j:plain

組手道具を入れて着替えを入れる必要のあるのが①のケースです。この場合、特大サイズのリュックサックが必要です。中に入れるものとして次のようなものがあります。①では、鬼滅の刃で炭次郎が背負っていたぐらい大きな箱型のようなリュックサックになります。ここで小さいものを選んでしまうと、道具が入りきらないため、別のバッグも必要になってしまいます。高い買い物ですから、慎重に選びたいですよね。

①では、組手を本格的にやっている選手も多いかと思います。強い選手になれば、赤・青のインステップシンガードや試合用の帯や形用道着等、リュックサックに入れるものがさらに多くなります。ゆくゆくお子様を本格的に強くしたい、あるいは、遠征などで頻繁に空手道具を持って移動することが多い場合は、出来るだけ大きい40L以上のサイズを選ばれるのが良いでしょう。また、これだけ大きなリュックサックですから、空手に限らずとも、修学旅行や家族旅行でも大活躍でしょう。

アディダスなどのブランド品はおしゃれですが、少々値が張ります。特にこだわりがなければ、ノンブランドで作りがしっかりしたものを選ぶのも良いと思います。以下商品リンクです。

②大容量型(30~40L)

【リュックに収納するもの】

f:id:mazmeblog:20200919101236j:plain

 ②のケースは、道場には道着で通学していて、試合には出ないが組手はやるという方がここに該当するかと思います。着替えは入れる必要がないので、最大でも40Lあれば問題ありません。組手道具を入れる容量が必要ですが、着替えを入れたりシューズを入れたりすることはありませんので、特大サイズまでは必要ないでしょう。必要な容量は次の通りです。商品リンクは以下の通りです。

③中量型(20~30L)

【リュックに収納するもの】

f:id:mazmeblog:20200919111356j:plain

③のケースでは、形の試合出場を目指す選手や試合には出ず、組手道具は持っていないが、着替えをする方が該当するかと思います。必要以上に大きいものにすると、スカスカになってしまいますので、大きくても20~30Lぐらいのサイズで十分でしょう。以下商品リンクです。

④軽量型(10~20L)

【リュックに収納するもの】

f:id:mazmeblog:20200919111639j:plain

水筒と汗拭きタオルは最低限必要なものになります。逆にいえば、組手をやらずに試合に出ない場合は、これ以上入れるものはありません。ですので、ナップサックのような10L程度の小さなもので十分です。商品リンクは以下の通りです。

【 まとめ】

今回の記事をまとめると次の通りです。

・組手道具を入れるなら、40L程度の大きなバッグが必要です。

・組手のトップクラスの選手や、形と組手で道着を複数着持ち歩く場合は40~65L程度の特大サイズが必要です。

・組手道具を持たないなら、大きくても30Lもあれば十分です。それ以上になるとコスパが悪くなります。

・組手道具も持たず着替えも入れないのであれば、大きくても10Lで十分です。

・機能性重視の方はブランドにこだわる必要はありません。

 

今回の記事は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

間合いをマスターして試合に勝とう

mazmeblog.hatenablog.com

 道場選びでお悩みの方へ

mazmeblog.hatenablog.com

 まさかのドラクエで子供が賢くなった!その秘訣は意外にも○○させることだった。

mazmeblog.hatenablog.co

子供の空手を上達させる練習方法とは~コーチングの3つの手法~小学生,組手,形,コーチング,コツ,メニュー,刻み突き

f:id:mazmeblog:20200805215754j:plain

こんにちは、空手パパです。 

小学生の息子と一緒に空手道場に通っている30代の父です。

空手歴は約10年で、長い間空手と離れた生活をしてきましたが、子供の成長を間近で共有したい想いから、もう一度空手を始め、大会入賞を目指して取り組んでいます。私は、人材教育に携わった経験からコーチングを得意としており、そのスキルを空手の指導に取り入れています。

 

今回は、子供の空手を上達させる練習方法を考えるうえで、最も根本の部分について解説します

 このページを見て下さった方は、子供の空手を上達させたい、あるいは、子供が試合でもっと勝てるようにしたいとお考えの方が多いのではないでしょうか?

 その一方で、『どんな練習をさせたら良いかわからない、、。』とか、『もっと良い練習メニューはないかな?』とお悩みではないでしょうか。

 

では、最初に質問です。

「お子様は明確な目標を持ち、その達成のための練習をしていますか?」

 これに対して、「はい」とお答えの方は、具体的な練習方法を次の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。

 もし、「いいえ」とお答えの方は、この記事を是非最後までご覧いただき、その手法を実践していただければと思います。

 

「 間合いを覚えてライバルと差をつけよう」間合いの練習方法はこちら☟

mazmeblog.hatenablog.com

 「カウンターを覚えて戦術の幅を広げよう」カウンターの練習方法はこちら☟

mazmeblog.hatenablog.com

 

それでは、本題です。

 目標が明確でない状態では、どんな練習方法を試しても、結果はそれなりのものにしかならないでしょう。自動車の運転で例えるなら、目的地が決まっていないのに、ガソリンが満タンで、カーナビが道筋を示してくれても、そもそもどこに行きたいんだっけ?ってなりますよね?これは、空手でも同じことです。

 明確な目標を設定して、その目標に向かって練習しているんだという納得感を持たせることが強いモチベーションになるからです。

 目標設定からその達成までを支援するスキルでコーチンという言葉をご存じでしょうか。このコーチングは、子供の空手を上達させるうえで、最も根本にあり特に重要なスキルです。これを実践するのとしないのとでは、練習効果に大きく差が生まれてきますので、是非これから紹介する3つの手法を実践してみて下さい。

 ちなみに、コーチングは空手の経験がなくても誰でも出来ますので、ご安心ください。一緒にやっていきましょう。

それでは、簡単に出来る「コーチングの3つの手法」を解説します。

 【目次】

f:id:mazmeblog:20200805215820j:plain
①目標設定

 まずは、冒頭にもありました通り、目標(ゴール)を設定しましょう。ここで大事なのは、今現状の延長線上にあるゴールではダメだということです。現状の延長線上で達成出来てしまうゴールはゴールとは言いません。現状の壁をブチ破らないと達成できないレベルがゴールに適しています。

 例えば、空手の最上級の地位である「世界チャンピオン」ぐらい飛びぬけているものが良いでしょう。大事なのは、現状のままでは達成できないものであり、本人が心からなりたいと願う(want to)ものであり、その達成した世界がワクワクしたり心地よいものである目標を設定することです。

 やってはいけないのは、~にならなければならない(have to)という義務感を持たせることです。義務感になった瞬間に目標ではなくなってしまいます。しっかりと対話をしてお子様の潜在的な願いを聞いて上げましょう。もし、お子様が現実的ですぐに届きそうなゴールを設定しようとした場合は、それも良いけど○○ならもっと上を目指せる力があると思うよと背中を押してあげましょう。

 

②計画

 目標が決まったら、お子様と一緒に計画を立てましょう。紙に書き出してみるのも良いです。では、仮に小学4年生の子供が「空手で世界チャンピオン」になるという目標を立てたとします。次は「いつ?いつ?」と掘り下げていきましょう。計画が近い未来になったら、今度は「どうやって?」を掘り下げます。最終的に目先のやる事がイメージ出来れば完了です。

 

【計画例】

(いつ?)

 いつ世界チャンピオンになるか⇒20歳

 そのために、いつ世界選手権に出場するか⇒18歳

 そのために、いつ全日本チャンピオンになるか⇒15歳(中3)

 そのために、いつ全日本ベスト4に入るか⇒中2

 そのために、いつ全日本選手権(全小)に出場するか⇒小6

 そのために、いつ県大会でベスト4に入るか⇒小5

 そのために、いつ市民大会で優勝するか⇒小4(現在に到達)

 

(どうやって?)

 市民大会で一番強い強い選手は誰?⇒A選手

 A選手に勝つために、何を強化すれば良いか⇒ステップ、刻み突き、裏回し蹴り等々

 

(今やるべきこと)

 「4年生の市民大会で優勝するために、A選手に勝利すべく、ステップ、刻み突き、裏回し蹴りを強化する」

 

どうでしょうか?

今やるべき事が見えてきましたよね(見える化)。これにより、遥か遠くに見えた「世界チャンピオン」になるための道筋が具体的に理解することが出来ます。目先の練習の目的が明確になります。何のために練習しているのか、なぜキツイ練習を頑張っているのか、その理由を納得出来るため、練習意欲が湧いてきます。これが、計画を立てることのメリットです。

 

③エフィカシーを高める

まず「エフィカシーって何?」という言葉が聞こえてきそうです。

 

エフィカシーとは、

「目標を達成する自己能力の自己評価」のことをいいます。

簡単にいうと

「自分は目標を達成できるんだ!!と思う度合い」

のことをエフィカシーといいます。

 

実はコーチングの目的は、最終的にはエフィカシーを高めることといわれています。

 最初に目標設定をしたのは、エフィカシーは「目標」を達成する自己能力の自己評価であり、目標設定が前提条件だからです。

 なぜ、エフィカシーを高めると良いのでしょうか?そもそも人間の脳は、自分自身や周囲の影響によりネガティブなイメージがつきやすく、それにより無意識にパフォーマンスが落ちているのです。

「どうせ自分には、、、。」「あなたに出来るはずがない」「もっと現実を見ろ」

 世の中には、こういったネガティブな言葉で溢れています。これは、子供が目標を達成する上で、最大の障害となります。特に、まだ結果が出ていない時期には、子供自身も親御さんもそう思いがちで、ポジティブな行動を抑制しがちになってしまいます(これをドリームキルといいます)。コーチングは、そのセルフイメージの壁を取っ払い、潜在的な能力を引き出すこと、つまりエフィカシーを高めることが最大の目的なのです。

 

では、どのようにエフィカシーを高めていけばよいでしょうか?

3つの手法を紹介します。

f:id:mazmeblog:20200805215848j:plain

①承認・肯定

 練習を見守っていると、恐らく大半の方は、子供の「出来ていないところ」に目がいくと思います。それは自然なことですが、それをストレートに伝えてはいけません。例えば、刻み突きのスピードが遅いとします。そこで「なんでそんなに遅いんだ、もっと速くしろ!」と言うのではなく、「刻み突き頑張ってるね、さらにスピードアップするにはどうしたらよいと思う?一緒に考えてみない?」というように肯定側に変換して伝える事が大切です。

②フィードバック

 コーチングは子供に「出来る、出来る」と思わせて、エフィカシーを高めていくことが目的ですが、ただ闇雲に褒めれば良いというものでもありません。伝え方が大切です。まず、褒め方ですが、大人はついつい結果に注目しがちになりますが、褒めるべきは結果よりも、むしろその過程なのです。例えば、良い刻み突きが突けたとして、単純に「いい刻み突きだ」と褒めるのではなくて、「今の刻み突きは、寄せ足がなくて相手にバレにくい質の高い刻み突きだったよ。何かこだわったの?」と過程を褒めることで、子供にしっかりとフィードバックをしてあげましょう。そうすることで、子供自身に何が良かったのか実感が湧き、次もそれを意識するようになるからです。

 

アファメーション

 アファメーションはいわば、イメージトレーニングです。アファメーションは、選手本人がやるものですので、親御さんは手法を伝えることになります。アファメーションは、良いイメージの自己暗示を潜在意識に植え付けることです。

 アファメーションを行うタイミングは、1日2回で、夜布団に入ってウトウトしている時と、朝目覚めた瞬間です。時間は数分の短い時間でOKです。具体的に何をすれば良いのでしょうか?次のように行います。

 自分の目標・理想を頭の中で、宣言文かつ現在形か現在進行形で語る

   ⇒「私は、空手の世界チャンピオンになる」

   ⇒「私は、空手の世界チャンピオンになりつつある」

  絶対に否定の言葉を入れない

   ⇒ ✖「世界チャンピオンにはなれないんじゃないか」

  嘘の事実を語らない

   ⇒ ✖「私は、もう空手の世界チャンピオンになっている」

 

 自分に嘘をつかず、理想形になるということを脳内に宣言する習慣をつけることで、洗脳させることがアファメーションの目的です。これが習慣化されると、意識しなくても自身の行動が、宣言した言葉に導かれて変わり始めます。空手の世界チャンピオンになるという潜在意識が植え付けば、練習をする際の行動が、「世界チャンピオン」になることを意識した行動に変わります。

【エフィカシーまとめ】

(親御さんがやること)

 ・承認・肯定

 ・フィードバック

(子供自身でやること)

 アファメーション

今回の記事のまとめ

・空手を上達させるうえでの根本の方法はコーチン

コーチングの3つの手法は①目標設定②計画③エフィカシーを高めること

目標は、現状を打開しないと達成できないレベルに設定

・計画は遠い未来から順に今に近づき、具体的にやるべき行動を見える化

・エフィカシーを高めるためには、①承認・肯定②フィードバック③アファメーション

 

このようなコーチング手法を施すことで強いメンタルが出来上がります。その土台に具体的な練習方法を試していけば、間違いなく効果が上がります。親御さんのサポートは大変ですが、きっとやるだけの価値があると信じています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

↑宜しければ読者登録をお願いします。

 

  間合いをマスターして試合に勝とう

mazmeblog.hatenablog.com

 道場選びでお悩みの方へ

mazmeblog.hatenablog.com

 まさかのドラクエで子供が賢くなった!その秘訣は意外にも○○させることだった。

mazmeblog.hatenablog.co